医大生の勉強ブログ

勉強した内容を書きとめるためのブログです。わかりやすく、簡潔にを目指します!

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

糸球体ろ過

糸球体ろ過とは血しょう中の不必要な成分を取り除き、血液をきれいにすることである。 アルブミンや血液はろ過されず輸出動脈管を介して腎静脈に戻る。 ろ過された分子の99%はネフロンと集合管で再吸収され、残った分子はそのまま排出される。 ろ過 分子が糸…

抗利尿ホルモンの働き

抗利尿ホルモンはいくつかあるが、それぞれ異なった作用をする。 ADH(バソプレッシンとも呼ばれる) 脳下垂体後部から分泌されるホルモンで、水の再吸収を促し高等張の尿を作る。 (高等張 血しょう浸透圧より高いこと。溶質が多く含まれている。) 集合管に作…

ネフローゼ症候群

ネフローゼ症候群は糸球体のバリアが破壊され、たんぱく質などがろ過されて尿とともに排出されてしまう疾患である。 糸球体の構造 糸球体とは腎臓にある毛細血管の塊である。腎臓のネフロンと呼ばれる単位で構成されている。輸入動脈から血液が流れ込み、糸…

腎臓の生理

腎臓の主な働きは体から作られた老廃物を排出することであるが、輸入動脈管から送られたうちの99パーセントは再吸収され、再び血液によって全身に送られる。 腎臓はネフロンという細長い管がたくさんならんでできている。 物質の再吸収、分泌、ろ過はすべて…

腎臓の解剖

腎臓はソラマメのような形をした器官である。 後腹膜に位置する。 左腎は第12胸椎から第2腰椎にあたりに位置する。右腎はそれよりもやや低めに位置する。 腎臓の主な役割は、原尿をろ過して必要な物質を再吸収して血液にもどしし、いらなくなった物質を尿…

腎臓の組織学

腎臓は結合組織でおおわれている。 結合組織は主にIVコラーゲンと筋繊維芽細胞でできている。 腎臓は主に皮質と髄質に分けられる。皮質には腎皮膜、近位集合管、遠位集合管がある。 腎皮膜の間に見られる直線のような部分を髄質放射組織と呼び、皮質集合管で…

脾臓の触診

脾臓は左上腹部の第9-11 肋間腔(intercostal space) にあります。胃の後ろに隠れています。 肋骨縁(costal margin) で触知できます。 主に脾臓肥大の有無を確認します。脾臓が肥大すると内側下縁が確認できます。 通常、脾臓は左側に位置しますが、肥大する…

クッシング反射(Cushing Reflex)

クッシング反射とは脳腫瘍や脳内出血が起きた時に起こる生理的反射である。 脳腫瘍などで脳内圧が上がると、血流が悪くなり脳に十分な酸素が送られなくなってしまう。 そのため脳動脈の血圧が上がり、脳内血流を保とうとする。 同時に大動脈圧受容体が血圧上…

朝の頭痛はなぜ起こる?

朝起きた時に頭が痛いと感じたことありますか? それはMorning headicheといい、朝起きた時に起こる反応です。 睡眠時は日中に比べ呼吸量が減り、二酸化炭素圧が上昇します。 そうすると脳の血管が拡張しその結果頭痛が起きます。 反対に血管が収縮すると頭…